新年年頭演武と伝位授与と緊急事態宣言による稽古の中止

1月6日の新年最初の稽古では、恒例の年頭演武を会員全員でいたしました。

 

昨年は新入会員が8名入り、休みの方が数名いたので、総勢11名で演武をいたしました。一年前に5名で当会を設立した時は、こんなに仲間が増えるとは思っていなかったので嬉しいです。

皆それぞれ今稽古している型を演武いただきましたが、納得のいく演武ができた方もできなかった方も、これからも皆で精進していけたらと思います。

 


また本日、新陰流兵法の「外伝」と「目録」、新陰流杖術の「表」の伝位伝授がありました。

 

目録は古流武術における伝位として古くからあり、昔は免状が出るのは目録と免許皆伝だけだったと言います。目録はその流派を一通り納めた証であり、昔は流派を継ぐ人以外には目録までしか出さなかったそうです。


外伝は長岡房成先生の外伝試合勢法にちなんで定められた目録の次の伝位であり、本伝のさらなる修行とともに初中級者の指導もより増えてくる段階かと思います。


新陰流杖術は柳生十兵衛がつくった十兵衛杖と呼ばれる五本の型を、渡辺忠成先生が増補した杖術体系です。最初の基本の練習型を終えると表の伝位が伝授され、その後本格的な技の稽古に入ります。

 


また、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による国の緊急事態宣言を受けて、1月8日〜2月7日まで区施設の夜間利用が禁止になったことを受けて、緊急事態宣言解除まで定例稽古を中止いたします。