新陰流兵法「天狗抄」の伝位伝授

本日二名の「天狗抄」の伝位の伝授がありました。
「小転」では非常に多くの型を学びますが、「天狗抄」では天狗抄の太刀の一つのみをじっくりと学びます。ただ、技の質について、ただ叩き合うのではなく、ふわっと重みをかけるような太刀を求められてくるので、太刀の質の転化が求められる段階になってきます。特に内伝天狗抄の花車は一番難しい太刀かもしれません。
江戸時代は「天狗抄」になると高弟だったそうですが、「小転」は中学生で「天狗抄」からは高校生だと、先生がおっしゃっていました。高校生が小学生を教えるように、少しずつ初心者の打太刀も学びながら、じっくり進めていただけたらと思います。